2018年 07月31日

帰省のタイミングで、実家の片付けサポートを。

早いもので、7月も今日でおしまい。
夏休みが始まって1週間ほどが過ぎ、
子供達は毎日ルンルン気分、大人たちはそろそろ音を上げ始める頃…
といった感じではないでしょうか。

8月に入ると、実家への帰省を計画している人も多いかと思います。
そんな時、少し気にしてほしいのが実家の家の中の変化
明らかに以前より散らかっていたり、
あちこちにものを溜め込んでいる…そんな兆候は見られないかどうか、
いつもより少しだけ気にしてみてください。

どんなにしっかりしているように見えても、
人間は年齢と重ねれば体力も判断力も少しずつ衰えていくものです。
本人たちは今まで通りにしているように思っていても、
周りからすると今までとは違う—そんな風に感じたら、
一体どうしたらいいのでしょうか。

子育てにも通じるものがありますが、一番してはいけないのが、
闇雲に叱ってしまう、ということ。
「どうして片付けないのか」と叱ったり、
勝手に片付けようとしてしまうのは返って逆効果なのだそうです。
どんなに大人になっても、親にとっては子供はやはり子供。
子供にあれこれ次々に叱られたら、いい気はしないものです。

なので、まずは「会話をすること」が大切。
そしてその会話の中で「心配してあげる」というのが大切なのだそうです。
どう考えても危ないな、というような所に物を置いている事もあるかもしれません。
しかしそれも体力の衰えからきた、仕方のない結果なのかもしれません。
そんな時はなんでこんな所に置いているんだ!と叱るのではなく、
まずは「危ないよ?」と心配してあげること。
そうすることで、こちらの話を聞く耳を持ってくれるはずです。

また、実家を訪れた際にもう一つチェックしてほしいのが、
自分が実家に「置き忘れた」ものがないかどうかということ。
子供が作った物、子供が預かった物、置いていったものというのは、
親にとってなかなか捨てることのできないアイテムの一つです。
子供にとっては面倒臭くてただ置いていったものであっても、
親にとっては子供が確かに一緒に暮らしていた証になっているものもあります。
そんな時は自分から声をかけ、邪魔になっていたことを軽く謝り、
自分が責任を持って捨てるよ、と言ってみるのもいいかもしれません。

ポイントは、とにかくじっくり話をしてみること。
考えを否定せず、じっくりと気持ちに寄り添う。
それだけで、凝り固まっていた価値観が変化してくることも多くあるものです。
差し迫った必要がなければ、親が亡くなった後で片付けるのが一番円満なやり方です。
しかし、生活がしにくそうな位荒れてしまっていたり、
怪我をしそうな状態になっていたら、
それをサポートしてあげるという気持ちで行うと、
お互いに気持ちがよいのではないでしょうか。

今年の帰省の際には、少しだけ親の変化に気を配ってみて、
お家の風通りを良くすることを提案してみてはいかがでしょうか。

(via SUUMOジャーナル

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