2019年 05月31日
自宅をゴミ屋敷にしてしまう人の傾向って?
突然ですが、あなたは自宅をゴミ屋敷にしない自信がありますか?
テレビや雑誌などでゴミ屋敷一掃大作戦!のような特集を見て、
他人事として見ることはできますか?
本来であれば体と心を休める場所であるはずの自宅を、
あんなに汚くするなんて信じられない!と思う人も多いとは思いますが、
一方で、自分もそうならないとは言い切れない、
と思う人も沢山いらっしゃるのではないでしょうか。
自宅をゴミ屋敷にしてしまう人としない人の境界線はどこにあるのでしょうか。
もしも、傾向があるとしたらどのようなものなのでしょうか。
こちらのページに、片付けに関するアンケートが公開されていました。
「自宅はどちらかと言えば、ゴミ屋敷だと思う」という質問に対しては、
20代30代の女性が最も自覚が多く、次に多かったのが50代男性でした。
こちらに関しては独身既婚の区別がないため憶測でしかありませんが、
20代30代の女性たちは働いていれば仕事に追われており、
また子育てをしていれば子育てに追われており、にも関わらず
「女の子なんだから家は綺麗にしていないと」という呪縛のため、
必要以上に自宅を汚いと思ってしまう傾向も、もしかしたらあるのではないかと思いました。
50代男性は、仕事も落ち着いてきて、自宅を見渡した時に、
これまで気にならなかった自宅の汚さが目につく頃…なのではないかと思いました。
注目すべきなのが、収集癖について。
「自宅はどちらかと言えば、ゴミ屋敷だと思う」人たちの中で、
収集癖がある人が26.4%、収集癖なしの人は8.5パーセントだったのです。
ゴミ屋敷を片付ける際、必ず問題になるのが、
他人から見たらただのゴミでも、本人にとっては宝物だ、という認識のズレ。
もちろん本人が管理できていれば問題ありませんが、
収集癖が高じて手が付けられないようなゴミ屋敷となってしまう前に、
収集と共に掃除の方法もきちんと学んでおかないといけないのかもしれません。
また、こちらも因果関係が深そうな結果が出ました。
それは「不安感」について。
「自宅はどちらかと言えば、ゴミ屋敷だと思う」人たちの中で、
テロが怖くて外出を自粛した事がある人は39.5%、
自粛をしたことはない人は10.4%だったのです。
ゴミをためてしまう癖を心理学では「ホーディング」と言い、
これは強迫性障害の一種であると言われています。
このホーディングの根底にあるのも「不安」であると言われています。
日本には昔から「備えあれば憂いなし」という言葉がありますが、
不安感が大きいと物を集めてしまう、というのは昔から人間に備わっている、
本能でもあるのかもしれません。
しかし、足の踏み場もないほど汚い家では、その不安はますます大きくなるばかり。
何故ゴミを貯めてしまうのか?を考えるよりもまず、
この不安の元は一体なんなのだろう?と考えてみることの方が、
ゴミ屋敷脱却のヒントになるのかもしれません。
(via ニュースサイトしらべぇ)
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