2018年 04月24日
ゴミをアートに!
生活している限り、毎日発生するゴミ。
おそらく、生まれた瞬間から死ぬ瞬間まで、
私たちがゴミを出さずに生活をするのは
不可能なのではないかと思われるほど、
生活と密接な関係にあります。
そんなゴミを使って
アートを作り出すアーティストが、
世界中には沢山いることをご存知ですか?
「ジャンクアート」として、
100年ほど前から確率されている
アートのジャンルの一つなのです。
右上の画像もそんなジャンクアートのひとつ。
まん丸お目目が印象的なこのフクロウ、
実はゴミとして捨てられた古いプラスチックや
使われなくなった資材などの
廃棄物を使用して作られているんです。
どこか寂しげな雰囲気を纏っているのは、
その材料の出自ゆえでしょうか。
(via bordaloii.com)
こちらの作品を作っているのは
リスボン出身のアーティスト、Bordalo II氏。
自らを「消費的主義者、物質主義で貪欲な世代の一員」だと言い、
このようなアート活動をしているそうですが、
その言葉には現代社会で生きている誰もがドキッとするような
ものがありますよね。
(via jeremyriad.com)
「CRASH TOYS」と名付けられたこちらは、
Dario Tironi氏とKoji Yoshida氏が制作した作品。
コンピュータディバイス、包装資材、
家庭用アクセサリーなど、
不要となったもので人間の形を作り、
新たな命を注ぐことで、
現代文明の進化に伴い犠牲となった
環境への配慮や尊重…
といったメッセージが含まれているようです。
先ほどの作品と同じく、
やはりこちらも少し寂しげな印象、
そして少し不気味な印象を受けますよね。
その視線の先には何が写っているのでしょうか。
いかがでしたか?
ゴミから生まれた「ジャンクアート」。
そのアートが生まれた経緯やアーティストの思いに、
たまには思いを馳せてみるのもいいかもしれません。