2018年 04月29日

家庭ゴミからの個人情報流出を防ぐ方法

SNS最大手のFacebookから、8700万人もの個人情報が流出していることが発覚した問題は、
同社の最高責任者であるマーク・ザッカーバーグは米議会にて証言をするなど、
現在もなお混乱は続いています。
日本でも国民の70%以上がSNSを利用している現在、
個人情報に関しての危機管理については、
小学校のうちから学校で啓蒙するなど、地道な活動が始まっています。
楽しく、有意義な時間も与えてくれるSNSですが、
正しい使い方を身につけて自分の身は守っていきたいものですよね。

しかし、そんなSNSからの個人情報流出ばかりが注目される中、
実はもっともっと身近な場所に個人情報流出の危険があることはお気づきでしょうか。
これは30代以上の人の方が危機感があるかもしれません。

そうです、それは家庭ゴミ
郵便物や宅配便の送り状に書かれた住所や氏名、電話番号はもちろんのこと、
実は子供のテスト用紙や成績表、買い物をしたレシートまで、
実は家庭ゴミは個人情報の宝庫。
わざわざ他人のゴミを開けて見るような人はいないでしょ…
とお思いの方もいるかもしれませんが、その油断が大敵。
名簿業者などに売って利益を得ようとする人もいるので要注意です。

個人情報が流出するとどうなるのか?というと…
・急にダイレクトメールが増える
→なんらかの名簿に自分の名前がリストアップされてしまっているため、
申し込んだ覚えのないところからDMが増えることがある
・振り込め詐欺の電話がかかってくる
→電話番号に加え、家族構成や家庭環境を知られることで、
振り込め詐欺のターゲットに。
・ストーカー被害に遭う
自宅の住所や勤め先を知られることでストーカー被害が深刻になる可能性が。

では、家庭ゴミの個人情報はどのように流出を防いだらよいのでしょうか。
・ペンで塗りつぶす
一番簡単な方法は、封筒やハガキなどの宛名部分を黒いペンで塗りつぶしてから
ゴミ袋に入れます。
・細断する
個人情報が記載されたものをハサミなどで細かく切ってしまう方法。
レシートなどはペンで塗りつぶすのは大変ですから、細断するのが一番良いでしょう。
家庭用のシュレッダーも最近は安価なものがありますし、

(via Amazon

細断用のハサミも販売されています。

(via Amazon)

・カード類には必ずハサミを入れる
クレジットカードやポイントカードなどを破棄する際は
ハサミで切り込みを入れてからゴミに出すようにしましょう。
・ゴミ袋の外から中身が見えないようにする
昔の黒いゴミ袋と違い、自治体指定のゴミ袋は半透明のものが多く、
ゴミを入れた際に外側に近い場所に個人情報が書かれたものがあると、
袋の外から簡単に読み取ることができてしまいます。
個人情報が書かれたものを捨てる際は、書かれたものを一度黒いゴミ袋は入れてから
指定のゴミ袋に入れるようにしましょう。

家庭ゴミから流出してしまった個人情報は誰も守ってくれません。 個人情報流出は、いつどこで漏れたのかわからない、という薄気味悪さが
日常生活に付きまとうという嫌〜なものです。
少しの工夫で済みますので、大切な個人情報、自分で守っていきましょう。

(via 粗大ゴミ回収ガイド

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