2018年 01月13日

実家の片付け、何から始めればいい?

最近何かと話題になる「実家」というワード。

複雑な相続を始め、空き家問題やその「片付け」をどうするか、ということに関する本が沢山出版されています。

子供が家を継ぎ、死ぬまでそこに暮らし、またその子供が家を継ぐ…
そんな暮らし方が過去となった今「実家」をどうするか、は段階の世代の一番の課題と言ってもいいでしょう。

その実家問題を語る際、やはりいちばん最初に立ちはだかるのが「片付け」問題。
相続するにせよ、手放すにせよ、やらなくてはいけない片付け。
しかし、実際にやると決めても一体何からやったらいいのか…途方に暮れている人も多いはずです。

実家の片付けは自分の片付けよりもはるかに難しいです。
持ち家であるためとにかく物が多いこと、そしてさらに思い出の品が多いこと。
そして客観的に意見をやりとりするのが難しい程近い間柄でありながらも、実家は完全に自分の持ち物ではない、人の家であるということ。
これらの要素に更にその家々の様々な事情が絡まり合って、実家の片付けは計画を立てずに行うと、本当に収拾がつかなくなってしまうのです。
では、何から始めればいいのでしょうか。

・親の承諾を得る
これは親が存命中のみの話になりますが、まずは片付けをしよう!と話し合うこと。
本や雑誌などの断捨離特集などを見せて「巷では流行っているみたいだよ」なんて持ちかけてみるのもいいかもしれません。
ここで大切なのが、物が多すぎることを否定すること。
とっておいた理由やモノへの思いでなどもあるため、それまでの人生までも否定されたような気持ちになり、お互いにいいことがありません。

・自分も断捨離する
何事も「自分がやってみる」ことはとても大切です。
お手本を示して、その気持ち良さを見せてみる。
実家にまだ自分のものが置いてあったら、それをまず自分が捨てることから始めてみましょう。

・のんびりペースで捨てる。
既に高齢である親に、スピードを求めるのはナンセンス。
関節も筋肉も若い時のようには動かせないもどかしさがある中、スピードを求めては嫌になってしまいます。
のんびりゆっくりやりましょう。

・小さなモノ→大きなモノの順番で
いきなり大きな家具を捨てるのは勇気がいります。
まずは小さなモノから捨てていき、慣れてきたらなんとなくとってある家具から捨てていきましょう。

・台所のものを捨てる
毎日必ず使う台所には、モノを溜め込みがちです。
毎日使う場所を片付け、捨てることにより断捨離の効果も感じやすいので、まずは古い食品から捨ててみましょう。
「もったいない」という考えを大切にしている高齢の人ほど、賞味期限切れの食品を大事にしまっています。
どちらにせよもう食べれませんので、ごめんなさいと捨ててしましましょう。

・第3者に介入を頼む
片付けサービスを提供している業者、整理整頓アドバイザーなど、その道のプロに頼んでしまうのももちろんあり。
何もかも自分たちでやろうとすると距離感がとれなかったり、ゴミの捨て方がわからず嫌になったりしてしまうこともありますから、行き詰まったらプロに頼むとよいかもしれませんよ。

いかがでしたか?
何から始めればいいのかわからない…と途方に暮れている方、ぜひ参考にしてみてくださいね。

(via 筆子ジャーナル)

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